ゴー宣DOJO

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高森明勅
2024.6.3 09:16皇統問題

皇位の安定継承へ7月27日のイベントが後押しする可能性も

漫画家の小林よしのり氏が長年、開催されて来た
ゴー宣DOJO(先頃「道場」から表記変更)。
来る7月27日に都内の普段より少し広めの会場で、
安定的な皇位継承への気運を盛り上げることなどを
目的として開かれる。

これがうってつけのタイミングになるかも知れない。
と言うのは、6月23日まで開催予定の今国会中に
皇位継承問題が残念な決着を迎えそうな形勢だったのが、
立憲民主党や有志国民などの努力によって、
次の国会に持ち越される可能性が浮上しているからだ。

私はこれまで、今国会中に最低·最悪の形で決着する虞れがあると、
警鐘を鳴らし続けて来た。それは勿論、予測的中を願ってではなく、
そうしたシナリオをできる限り阻止したかったからに他ならない。
どうやら、楽観できないものの、それを一先ず阻止できそうな
気配も見えて来た。

もしそうなれば、世論喚起と政界対策の時間が、
もう少しだけ延びることになる。
それを考えると7月下旬のイベント開催は、
タイミングとして申し分ない時期に当たるだろう。

これまでの流れを振り返り、今後への方向性を見定める。
その上で即座に行動に移る絶好のタイミングだ。

当日は、ゲストとして成城大学教授の森暢平氏と
作詞家の森由里子氏が、登壇されるという。
森暢平氏(偶然お2人の名字が同じなのでフルネームで書く)とは以前、
衛星放送の番組でご一緒したり、国会内で開かれた政府による
有識者会議報告書の説明会を傍聴する為に、同席させて戴いたことがある。

秋篠宮家へのバッシングの嵐の中、殆どたったお1人で
冷静かつ果敢に立ち向かっておられた勇気と誠実さは、
敬服に値する(拙著『天皇「生前退位」の真実』では
同氏に少し批判的に言及した箇所もあったが)。

森由里子氏は、昨年7月のイベントの際、
わざわざ控室に私を訪ねて下さり、
ご高著『新時代のアマテラスー愛子天皇の未来へ』を
頂戴したのが、最初のご縁だった。

その後、池袋で開かれた私のミニ講演会にもお越しになり、
懇親会にまで参加して下さった。
又別に、出版関係者と会食の席も設けて戴いた。

スピリチュアルな才能を持つ人の中には、
理性的·論理的な会話が苦手な人もいるが、
そのようなタイプとは全く異なり、楽しい時間を過ごした記憶が新しい。

ところで、ゲストのお2人を迎えると、
当日の登壇者は私も加えて9人になる。
9人がそれぞれ僅か20分ずつ発言したとしても、
トータルで180分、3時間。

それに休憩と質疑応答の時間なども加えると、
全体で4時間ほどの長さになるのではないか。

エンターテイメント面で役立たずの私は、
討議だけで失礼するつもりだが、当日の全スケジュールは
どのくらいの時間幅を予定しているのだろか。
今後に繫がる大切なタイミングでの開催になりそうなので、
充実した討議を心掛けたい。

追記
これを書き終えた後に当日はトータルで
3時間半との情報に接した。果たして…

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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